自転車通勤のハードルを考えてみる ~⑥自転車通勤のデメリットを列挙2~

自転車通勤のハードルを考えてみる ~⑥自転車通勤のデメリットを列挙2~

2021年1月6日

こんにちは、Mikawaです。
今回も前回までの続きで、「自転車通勤のデメリット」にフォーカスして、
自転車通勤のハードルを考えてみたいと思います。

※1回目の「①自転車本体に取り付けたりするもの」に関する記事はコチラ

自転車通勤のハードルを考えてみる ~必要なものが多い ①自転車本体に取り付けたりするもの~
こんにちは、Mikawaです。今回は自転車通勤をする上でのハードルについて、書いてみたいと思います。 私は、休日にクロスバイクに乗ることはありますが、平日にも自…
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※2回目の「②自転車に乗る際に身に着けるもの・持ち物(必須編)」に関する記事はコチラ

自転車通勤のハードルを考えてみる ~必要なものが多い ②自転車に乗る際に身に着けるもの・持ち物(必須編)~
こんにちは、Mikawaです。今回も前回の続きで、「自転車通勤には必要なものが多い」ということにフォーカスして、自転車通勤のハードルを考えてみたいと思います。 …
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※3回目の「③自転車に乗る際に身に着けるもの・持ち物(あると良いもの編)」に関する記事はコチラ

自転車通勤のハードルを考えてみる ~必要なものが多い ③自転車に乗る際に身に着けるもの・持ち物(あると良いもの編)~
こんにちは、Mikawaです。今回も前回、前々回の続きで、「自転車通勤には必要なものが多い」ということにフォーカスして、自転車通勤のハードルを考えてみたいと思い…
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※4回目の「④自転車のメンテナンス用品」に関する記事はコチラ

自転車通勤のハードルを考えてみる ~必要なものが多い ④自転車のメンテナンス用品~
こんにちは、Mikawaです。今回も前回までの続きで、「自転車通勤には必要なものが多い」ということにフォーカスして、自転車通勤のハードルを考えてみたいと思います…
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※5回目の「⑤自転車通勤のデメリット」に関する記事はコチラ

自転車通勤のハードルを考えてみる ~⑤自転車通勤の デメリット を列挙~
こんにちは、Mikawaです。今回は、前回までの「自転車通勤には必要なものが多い」ということから変わり、それ以外のデメリットを列挙してみたいと思います。 ※1回…
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前回、自転車通勤のデメリットとして、以下の5つを列挙しました。

  1. 天候・気候の影響を大きく受ける
  2. 他の通勤方法と比べて通勤時間がかかる場合がある
  3. 移動中に、読書や音楽、スマホゲーム、LINEでのやりとり等は難しい
  4. 自転車のメンテナンスが必要になる
  5. 体調不良のときは自転車に乗ることが困難

今回も、続けたいと思います。

6. パンク・事故などの予期せぬトラブルに注意する必要がある

自転車通勤のトラブルで、まず考えられるのはタイヤのパンクです。
特にクロスバイクなどのスポーツ自転車の場合、以下の理由でパンクが発生しやすいと考えます。

  • タイヤが細く、1週間ほどで空気が抜けやすい
     ⇒ 空気が不足した状態で段差などでタイヤに衝撃が加わると、パンクが発生しやすい
  • 車道の端には、ガラスの破片や小石など異物があることが多く、踏みやすい

もちろん車通勤でもパンクのリスクはあるのですが、
空気圧の管理をディーラー任せにしていても、
道路で何か踏んだとしても、よっぽどパンクはしないのではないかと思います。
(少なくとも、私は免許をとってから1回も車でパンクしたことはありません)
要するに、自転車のほうが車よりも、パンクの頻度は高いはずです。

ただ、パンクのトラブルに対しては、自身で対策することができます。
パンクの修理用品(予備チューブ・タイヤレバー・携帯エアポンプなど)を持参して、
パンクが発生してもスムーズに修理できるように練習することで、
パンクが発生したときの時間ロスを小さくできます。
普段のパンク修理は、自転車屋さんにおまかせしているという人もいるかもしれません。
たとえ通勤路沿いに自転車屋さんがある場合でも、
朝の出勤時間や、残業で遅くなった夜の帰宅時間に開いていないようであれば、
パンクに対して道具・スキル的な準備をしておくことは必須なのかなと考えます。

自転車通勤のトラブルには、パンクの他に、事故のリスクもあります。
事故があるのは、車通勤や公共交通機関でも同じですが、
車やバイクなど自転車より速い乗り物に接触すると、
自身の大ケガに繋がることが多く、事故の影響は大きいと考えます。
また歩行者に接触してしまうと、加害者になってしまうこともあります。
雨が降った日は、マンホールなどの金属の上は滑りやすく、転倒などの自損事故も考えられます。

事故のトラブルを避けるためには、地味な対策にはなりますが、
通勤時の危ないポイントを事前に洗い出しておき、
極力リスクを避けた行動を取ることが大事だと考えます。
例えば、路側帯が狭く交通量が多い幹線道路を避けたり、見通しの悪い道を避けることで、
自身が事故に遭うリスクを減らせるはずです。
歩行者を後ろから追い越すときなどは、スピードを落としたり、
「横を通ります」と一声かけると、歩行者との接触リスクも減らせるはずです。
自転車に乗っているとわかるのですが、自転車は後ろから近づいたときに音がしないのか、
意外と気付かれないことが多いですので。

万が一、事故に遭ってしまったときのために、保険に加入しておくことも大事だと考えます。
特に事故は自身が被害者になる場合だけでなく、加害者になる場合もあります。
名古屋市や豊田市などの場合、自転車用の保険加入が義務化されていますが、
義務化されていなかったとしても、それほど高い保険でもないので、
加入しておいたほうが無難なのかなと思います。
ちなみに私も、他の保険と併せて、月に100円未満で家族全員の賠償責任保険に入っています。

あとは大事な商談の日など、どうしても自転車通勤に関するトラブルを避けたい日もあるかと思います。
そのようなときは、自転車でない通勤手段を使うことで、リスクを避けるのも手です。

7. 飲み会のときに面倒

会社帰りに同僚と一杯飲んで帰ろうというのも、
自転車通勤だと気軽にはできません(もちろん車通勤も同じです)。
お酒を飲んでしまうと自転車と言えど、飲酒運転になってしまうからです。
自転車を押して歩いて帰るか、公共交通機関など別の移動手段で帰る必要があります。

自転車を押して帰るのは、距離が短ければよいのかもしれませんが、
時間がかかってしまうので大変です。

公共交通機関など別の移動手段で帰る場合も、面倒なことになります。
基本的には自転車を会社に置いて帰宅することになるため、
その場合は次の出社時に自転車で通勤することができません。
車で迎えに来てもらったり、自転車が乗るタクシーで、自転車を持って帰ることができれば、
次の出社時も自転車で通勤ができます。
ただ、家族などの協力が必要になったり、タクシー代がかかったりする点がネックかなと思います。

8. カバンが限定される or カゴが必要

特にスポーツバイクの場合、カゴは付いていないことが多いです。
カゴが付いていない場合、カバンは自ら身に付けなければならないため、
カバンの形も限定されてしまいます。
荷物の量によっても変わりますが、
両肩に均等に荷重がかかるリュックサックか、
片方の肩に荷重がかかるメッセンジャーバッグが使いやすいのではと思います。

また、形だけでなく、
運動による自身の汗や、雨天時の雨などに耐えられる耐水性があるか、
という観点でも注意が必要です。
ビジネスバッグで、リュックサックや肩掛けでも使えるというカバンがありますが、
耐水性もチェックすることをオススメします。

手のひらで持つタイプのビジネスバッグだと、ハンドルにひっかけるしかないですが、
バランスがとりづらくなったり、ブレーキ操作がしにくくなるのでオススメしません。
ハンドルにひっかけるよりは、カゴを取り付けて荷物をカゴにいれたほうが、運転しやすくよいと考えます。

9. 盗難のリスク・心配がある

仕事を終えて帰宅しようとした際、「自転車がない」ということも、
車通勤と比べると、自転車通勤は多い可能性が高いです。
その理由は単純で、「自転車盗」は「自動車盗」と比べて件数が多いからです。

愛知県の場合、「自転車盗」は「自動車盗」よりも約15倍多いです(愛知県警ホームページより引用)。
これが東京になるともっと「自転車盗」の割合が多くなり、
200倍以上多くなる年もありました(警視庁ホームページより引用)。

特にクロスバイクなどのスポーツバイクの場合は、
普通のママチャリと比べると、元の価格が高い分、盗難されるとダメージが大きいかと思います。
少しでも盗難のリスクを下げるためには、
駅など不特定多数の人が出入りする駐輪場所を避けることが大事かと思います。
会社の敷地内に駐輪したり、駅でも防犯カメラや人の目が多い場所に駐輪したほうが良いです。
また、自転車にカギを付けることは当然として、
2つ以上カギを付けることで、より盗難されやすくすることも重要です。

10. ズボンの消耗・汚れが激しくなる

自転車に乗る際、以下の2つのポイントでズボンが消耗したり、汚れやすくなります。

  1. 股の部分がサドルと擦れて、シワが多くなったり、破れたりしやすくなる
  2. 裾の部分がチェーンリングに巻き込まれたり、チェーンの油汚れが付く

対策として一番オススメなのは、自転車通勤をしやすい服装で通勤し、会社で着替えることです。
会社で元々着替えている人は、この対策方法が一番合うのではと思います。
会社でスーツを着なければならない、かと言って着替えを持っていくのは難しいという人は、
自転車に乗ることを想定された、伸縮性が高いスーツや、
シワになりにくい自宅で洗えるスーツを活用するのが良いのかなと思います。

最後に

今回も自転車通勤のハードルとして、デメリットを5個列挙し、
前回の分とあわせて合計10個のデメリットを書きました。

いろいろ考えられるデメリットはありますが、実際に私は自転車通勤をしたことがありません。
個人的には、雨が少なく気温も暑くない秋から冬にかけて期間限定で
一度自転車通勤を試してみることができたらいいのにと思っています。
今回考えてみたデメリットが実際に自転車通勤をしてみたときに、
意外とガマンできるものだったりするかもしれないですし、
メリットを体験してみたいなとも思うので。

調べたところ、自転車通勤の導入促進を目的として、
「自転車通勤導入に関する手引き」というものが公表されていました(国土交通省ホームページより出典)。

http://www.mlit.go.jp/road/bicycle_guidance.html
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
www.mlit.go.jp
https://www.jitensha-kyogikai.jp/assets/pdf/jitensha_tsukin_manual.pdf

※これを読んで、うちの会社も、自転車のメンテナンス費や、
 雨の日に公共交通機関を使うための費用を考慮された自転車通勤手当が支給されればな、
 と思いました(^^;)

最近ではテレワークも普及していますが、出社をゼロにできる人ばかりではないかなと思います。
今回の記事が、自転車通勤を検討している人などの参考になればうれしいです。

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