月1回 の チェーン周辺 ・ フレーム の メンテナンス (準備編)

月1回 の チェーン周辺 ・ フレーム の メンテナンス (準備編)

2018年8月27日

こんにちは、Mikawaです。

クロスバイクの性能を維持したり、長く乗り続けるためには、メンテナンスは必須かと思います。
例えば、タイヤの空気が足りていない状態だと、
スピードも出にくいですし、リム打ちパンクがしやすくなってしまいます。

今回から数回に分けて、
メンテナンスの中でも、私が月に1回程度行っている、
チェーン周辺・フレーム の メンテナンス について、紹介したいと思います。
まずは、必要なものなどを準備編として取り上げます。

1. メンテナンス のきっかけ

クロスバイクに乗り始めて1か月ほどたった頃、
チェーンの下にあるフレーム(チェーンステー)が、黒い点々が付く感じで汚れていることに気付きました。
黒に近い色のフレームならばあまり目立たないのでしょうが、
私のフレームは黄色ということもあってか、かなり目立つ印象です。

フレームに汚れが落ちるということは、その上にあるチェーンも銀色から徐々に黒い汚れが付いていきます。

チェーンが汚れるということは、チェーンと接触するチェーンリングやスプロケット、2つあるプーリーも同様に黒く汚れていきます。

<この写真のように、1か月ほどたつとチェーンステーの汚れが目立ってきます>

チェーンステーの汚れ

フレームも、雨が降っているときに乗るともちろん汚れますが、
砂ぼこりの汚れか何かで下のほうにあるフレームは汚れやすい印象です。
ドリンクホルダー近くも、冷たい飲み物を入れていると結露した水が落ちるので、比較的汚れが多いです。

チェーンや周辺の部品が汚れていると、
汚れが走行時の抵抗になる、パーツの消耗も早まってしまう、と聞きます。
フレームも汚れていると、見た目が良くないので、気分が下がるように感じます。

このような汚れによる悪い影響を解消するため、
メンテナンスで定期的にキレイにすることは必須だと考えます。

2. メンテナンス に使うもの

私が使っているものは以下になります。
ちなみにはじめから全部揃えたのでなく、必要と思ったものから徐々に増やしていきました。

  1. ペーパーウエス
  2. バスタオル(養生用)
  3. メンテナンススタンド
  4. クリーナー・潤滑油などのケミカル用品
  5. ゴム手袋
  6. リアエンド金具
  7. 掃除用のブラシ

それぞれの使い道などを簡単に説明します。

1.ペーパーウエス

チェーンやフレームの汚れを拭き取ったり、注油するときにチェーンの下に当てがったり、といった用途に使います。

布のウエスでも良いですが、用途ごとに使い分けたほうがよいと思います。
というのは、チェーンの油汚れなど、自転車のメンテナンスで付いた汚れは洗ってもなかなか落ちません。
以前私は、汚れた部分を少し拭いた後のウエスということに気付かず、誤ってキレイな部分を拭いて汚れが付いてしまう、という悲しい経験をしました。
同じような失敗をしないように注意してもらえたらと思います。

その点、ペーパーウエスの場合は汚れたら捨てればよいため、最近はペーパーウエスを使うことが多いです。

ちなみに、私は ワイプオール X70 というのを使っています。
紙なのに頑丈で、フレームの拭き掃除で濡れても破れません。
スプロケットの汚れを落とす際、
ギアとギアの間に入れてノコギリのように動かして汚れを取ることもやりやすいです。

 

2.バスタオル(養生用)

自転車の下、主にチェーンの下部分にひいておきます。
後で紹介するケミカルを使うとポタポタと黒い液が落ちますので、
黒い液で床を汚さないようにするためです。
上のウエスでも書いたように、汚れはなかなか落ちにくいので、養生しておくと安心して作業ができます。

バスタオルよりも、ブルーシートなど液体を通さない素材のほうが本当は良いかと思います。
今のところバスタオルで吸収しきれず床に汚れがついたことはないので、
バスタオルがどす黒くなるまでは使い続けるつもりです。

 

3.メンテナンススタンド

最初は
「自分のクロスバイクはスタンドが付いているから自立できるし、いらないかな。
チェーンをまわすだけなら逆回転させればいいし。」
と思っていました。

今は「スタンドが付いていてもメンテナンススタンドはあったほうがよい」と思っています。

メンテナンススタンドがあると、後輪を外したり、浮かしたりした状態で自立させることができます。
これの何がうれしいかというと、ペダルを正回転させることができるので、ギアを変えることができるわけです。

フロントのギアを変えられると、こすりたいギアに合わせてチェーンの位置を変えることができます。

リアのギアを変えられると、メンテナンス時に後輪を外してエンド金具を付ける際に作業しやすくなるように感じています。
タイヤを付け外しするときは、チェーンが一番外側を通るように一番重いギアにしておく、
エンド金具を取り付けるときは、付けやすいように少し内側にしておくといった具合です。

ちなみに私は MINOURA (ミノウラ) の ディスプレイスタンド DS-520 を使っています。
値段が高くなく、折り畳める点が気に入っています。
ただ、しゃがんでチェーンを洗ったり作業することになるので、けっこう腰が痛くなります。
いずれは立ったままで作業ができるスタンドを買いたいと思っています。

<バスタオルで養生しながら、メンテナンススタンドに引っ掛けたときの写真は以下です>

バスタオルで養生&MS-520に引っ掛ける

 

4.クリーナー・潤滑油などのケミカル用品

ワコーズのケミカル用品5種類を使っています。私なりの使い分けも合わせて以下に書きます。

  1. チェーンクリーナー ⇒ チェーン周りの油汚れを落とす用途、ブラシが付いてくる
  2. フォーミングマルチクリーナー ⇒ 泡の洗浄剤、チェーンもフレームも基本どこでも使えるイメージ
  3. ラスペネ ⇒ ディレイラー(変速機)用潤滑油
  4. チェーンルブ or メンテルーブ ⇒ チェーン用潤滑油
  5. バリアスコート ⇒ フレームのコーティング剤

 

5.ゴム手袋

汚れは手に付いてもなかなか落ちません。汚れ防止用にゴム手袋があるとよいです。

ショーワグローブのニトリスト No.881 というのを使っていますが、
薄いので作業性も良く、コスパも良いです。
夏場はけっこう手が蒸れます。
テムレズという蒸れにくいゴム手袋があるそうなので、1回使ってみたいです。

ゴム手袋

 

6.リアエンド金具

メンテナンススタンドの話の中でも少し触れましたが、以下の部品になります。
元々は輪行といって、自転車を分解して電車などで持ち運びする際に使う部品です。
私のクロスバイク(ESCAPE RX 2)の場合、リアのエンド幅はロードバイクと同じ130mmとなります。
MTB用の135mmと同じリアエンド幅のクロスバイクもあるので、注意が必要です。リアエンド金具

取り付けると、ホイールを外した状態でもチェーンが張った状態になるので、チェーンを回して作業することができます。

ちなみに、私はスタンドを付けているので、
エンド金具を使うときもスタンド用のクイックリリースレバーを使っています。
上の写真でいうとシルバーの丸い円柱状の部品しか使いません。

リアエンド金具取付

 

7.掃除用のブラシ

ケミカル用品の話題でも挙げた、チェーンクリーナーにはブラシが付いてきます。
ただ、もともとチェーン洗浄用ということもあってか、毛先が短めです。
もう少し毛先が長いブラシがあると、スプロケットや、フロントのギア辺りを掃除するときに便利かなと思い、私は毛先が長めのものも持っています。

 

3. メンテナンス 手順の確認

タイヤ交換や他のメンテナンスなども同様ですが、見本となるような動画で手順・作業のイメージをつかんでおくことは大事だと思います。

私が愛用しているケミカル用品のメーカーである、WAKO’S の講習会の様子です。
① – ⑨ まで全部で9本の動画があります。

ケミカル用品の特性や、各部を清掃する際のポイントがわかりやすく説明してあるので、オススメです。

ちなみに、私は初めてメンテナンスする際は9本×3セット、繰り返し動画を見ることで
イメージを叩き込んでから作業に取り掛かりました。

 

次回、 チェーン周辺 ・ フレーム の メンテナンス について実践編を書きたいと思います。
同じような メンテナンス をしようと思っている方の参考になればうれしいです。

月1回 の チェーン周辺 ・ フレーム の メンテナンス (実践編)

 

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